来月に記念訪問ツアー 富士山と台湾・玉山 友好山の調印式 山梨
世界文化遺産で日本最高峰の富士山と台湾最高峰の玉山(旧称・ 新高山(にいたかやま))が7日、友好山となった。 富士吉田市で同日、行われた日本富士山 ...
最高峰同士の縁 富士山が台湾・玉山と友好提携
世界文化遺産に登録された富士山(標高3776メートル)と、台湾の最高峰、玉山(ぎょくざん)(標高3952メートル)の友好山提携調印式が7日、富士吉田市で行われた。富士山周辺の自治体や観光協会でつくる「日本富士山協会」と、台湾の民間団体「中華民国山岳協会」が調印し、今後、観光や交流事業に連携して取り組むことになった。
玉山は、台湾のほぼ中央に位置し、豊かな自然を誇り、台湾人の精神の象徴とされる。友好山連携は、2012年に台湾側から友好提携の申し出があり、実現した。
式には、両者の関係者約45人が参加。日本富士山協会の庄司清和副会長は、「富士山は世界文化遺産に登録され、自然と文化的な価値の一体性が評価 された。玉山の美しく豊かな自然環境はまさに絶景で、今回の提携は友好の架け橋として、今後の発展を推し進めると確信している」とあいさつした。
これに対し、中華民国山岳協会の何中達(かちゅうたつ)理事長は、「玉山は台湾人の精神のゆりかごと呼ばれている。これからも双方の交流をますます進めていきたい」と述べた。調印後、日本側は富士山があしらわれた漆塗りの文箱、台湾側は玉山の写真を贈呈した。
日本富士山協会では提携を記念し、今年3月、3泊4日の玉山を含めた台湾ツアーを企画しており、今後、台湾で富士山のPR活動を行う予定という。
(2014年2月8日 読売新聞)
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