2014年4月30日 星期三

台湾、第四原発稼働を凍結へ 

台湾、第四原発稼働を凍結へ 東電事故を機に反対強まる

台北=鵜飼啓
2014年4月28日23時15分

台湾で2015年にも稼働する予定だった「第四原発」の計画が安全検査終了後に凍結される見通しになった。度重なる計画見直しや工事のトラブルで安全性に疑問が出ていたほか、東京電力福島第一原発の事故をきっかけに反対運動が強まっていた。
 江宜樺(チアンイーホワ)・行政院長(首相)は28日の記者会見で、第四原発を稼働させるかどうかは「次世代に選択権を残す」と述べ、16年までの馬英九(マーインチウ)政権任期内の決定断念を示唆した。原発を稼働できる状態で凍結し、次期政権に判断を委ねる方針。
 第四原発は完成が10年以上遅れているが、当局は15年にも燃料棒を入れて稼働させ、16年夏前の商業運転開始を目指していた。だが、馬英九総統と江氏は27日に与党・国民党の市県長との会合に出席。第四原発の工事をとめて安全検査だけを行い、台湾の全有権者を対象にした住民投票で稼働の是非を決めるまで「封印」すると決めた。



たびかさなる 度重なる

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